2022年11月21日(月)から 2022年12月19日(月)の期間に開催される、FIFAカタールワールドカップも、いよいよ目前に迫ってきました。
予選グループステージの試合は、11月21日(月)から12月3日(土)まで全48試合行われ、地上波とABEMAにて放送・配信されます。
このページでは、予選における、各グループの注目国(選手)&見どころポイントを取り上げています。
【カタールW杯予選】各グループの注目国と見どころ!
カタールワールドカップのグループ・組み合わせ
カタールワールドカップ 決勝トーナメント表
全32チームの出場国が、決勝トーナメント(ベスト16)への進出をかけて、グループ予選を戦います。
下記の記事はW杯を視聴する上で、事前に知っておきたい豆知識です。
- 最新のFIFA世界ランキング一覧と、FIFAランクにまつわる”よくある疑問“は、以下のページにまとめています。
- 過去3大会(南アフリカ・ブラジル・ロシア大会)のワールドカップの結果については、以下も合わせてご覧ください。
- カタール大会が最後のワールドカップになる可能性の高い選手についても、以下でまとめています。
グループAの展望と注目点:オランダとセネガルが突破有力候補
- カタール:50位
- エクアドル:44位
- セネガル:18位
- オランダ:8位
グループAは、8年ぶりの本大会出場の、オランダ代表が頭一つ抜けています。欧州予選も首位でカタールW杯の進出を決めています。
ディフェンスラインが特に強固で、フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)、マタイス・デ・リフト(バイエルン)の盤石な最終ラインがあります。
中盤にはフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、前線にはメンフィス・デパイ(バルセロナ)がおり、豪華なタレントを擁します。
Netherlands 🇳🇱 2022 World Cup Kit pic.twitter.com/sk1jmImu71
— GhStandard.com (@GhStandard) September 18, 2022
個人的には、FWガクポ(PSV)のブレイクにも期待しております。
🎯 29 goal involvements for Cody Gakpo so far this season!
Will he be one of the surprise stars at the #FIFAWorldCup? 🇳🇱 pic.twitter.com/C45mMnmUzD
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) November 4, 2022
また、2014年にオランダ代表を率い、3位まで導いた、ルイ・ファン・ハール監督(71歳)が代表監督に復帰。
かつてバルセロナやバイエルン、マンチェスターユナイテッドを率いた名将で、短期決戦に特化した采配も、見どころポイントです。
– BREAKING: Louis van Gaal is the new manager of the Dutch National Team!
WELCOME BACK! pic.twitter.com/jtqN96PT7R
— (@TheEuropeanLad) July 21, 2021
一方グループAには、FIFAランク18位のセネガルも同居。
バロンドール2022で、惜しくも初受賞とはならなかった(2位)、サディオ・マネ(バイエルン・ミュンヘン)は注目選手です。
【更新】11/8のリーグ戦で負傷、W杯出場は絶望的という報道もありましたが、セネガル代表メンバーには、無事選出されています。
【更新 11/18】 代表には招集されたマネでしたが、手術が必要となり、残念ながらカタールワールドカップへの出場がなくなりました…。
Senegal announce Sadio Mané will miss the World Cup 💔 pic.twitter.com/SmO4ue47iI
— B/R Football (@brfootball) November 17, 2022
予選第一節、オランダ代表との試合では、元チームメイト ファン・ダイク(リヴァプール)とのマッチアップも見どころポイントの一つ。
SADIO MANE SCORES THE WINNING PENALTY AGAINST EGYPT AGAIN TO SEND SENEGAL TO THE 2022 WORLD CUP 😱 pic.twitter.com/npdlCPV3XV
— GOAL (@goal) March 29, 2022
グループBの展望と注目点:イングランドは真価が求められる大会
- イングランド:5位
- イラン:20位
- アメリカ:16位
- ウェールズ:19位
グループBは、FIFAランキング5位イングランドに注目。本大会出場へ向けた欧州予選では、無傷の首位突破でカタール行きを決めました。
2018年大会では準決勝でクロアチア、3位決定戦ではベルギーに敗れたイングランド。
今大会はサウスゲート監督率いる、イングランドにとって真価が問われる大会ともいえます。カタールの地で雪辱を果たせるか、注目です。
Ready for the @FIFAWorldCup! 📸#ThreeLions | @marksandspencer pic.twitter.com/cP6RCQqjug
— England (@England) November 14, 2022
メンバー選考は、プレミアリーグを中心に、2021年のEUROの主力選手を中心に選出。
悲願の優勝に向けては、ハリー・ケイン(スパーズ)の得点と、ディフェンスの要であるカイル・ウォーカー(マンチェスター・C)の早期復帰が不可欠。
スターリング(チェルシー)やマウント(チェルシー)が、所属クラブで調子が上がらない中、アーセナルで好調のサカや、19歳の新星べリンガム(ドルトムント)、ラッシュフォード(マンチェスター・U)にも期待。
ディフェンスラインに怪我人を抱えており、不安点があるものの、イングランド代表の躍進には期待したいです。
【更新】レギュラーの、カイル・ウォーカー(マンチェスター・C)やリース・ジェームズ(チェルシー)が相次いで負傷中。ウォーカーは最終メンバーに選出、ジェームズは選外。ウォーカーは、決勝トーナメントから出場可能か?
▶ Trent Alexander-Arnold Injured
▶ Kyle Walker Injured
▶ Reece James InjuredWho should be the England’s RB at the World Cup, Kieran Trippier or Ben White? 🤔 pic.twitter.com/YkufeXceHU
— The Football Arena (@thefootyarena) October 14, 2022
グループCの展望と注目点:南米覇者アルゼンチンは悲願の優勝を狙う
- アルゼンチン:3位
- サウジアラビア:51位
- メキシコ:13位
- ポーランド:26位
グループCの注目国は、世界ランク2位の南米覇者アルゼンチン。
リオネル・メッシ(35歳)にとって、今大会がおそらく、最後のW杯になる可能性が濃厚です。
バロンドールの個人賞を、これまで最多7度受賞。アルゼンチン代表としては、2021年にコパ・アメリカ(南米選手権)を勝ち取りましたが、未だにW杯のタイトルを獲得したことはありません。(最高成績は2014年の準優勝)
アルゼンチン代表とメッシにとって、カタールが集大成となる大会です。
Lionel Messi with the new Argentina home shirt and the 2022 Qatar World Cup ball! pic.twitter.com/M97nkA2wKT
— Roy Nemer (@RoyNemer) July 8, 2022
一方、ポーランド代表には、今夏バルセロナへ移籍したロベルト・レヴァンドフスキにも注目が集まります。
世界最高のストライカーと呼び声が高い34歳で、フランス代表のベンゼマとも比較される選手です。決勝トーナメントに進む上で、彼の得点は不可欠でしょう。
ROBERT LEWANDOWSKI SCORES HIS FIRST HAT TRICK FOR BARCELONA pic.twitter.com/HQTUkeVTnP
— B/R Football (@brfootball) September 7, 2022
グループDの展望と注目点:前回王者フランスにある懸念材料とは?
- フランス:4位
- オーストラリア:38位
- デンマーク:10位
- チュニジア:30位
グループDの注目国は、2018年ワールドカップ優勝のフランス。
バロンドール2022を獲得した、レアルマドリー所属のFWカリム・ベンゼマ(34)や、現在所属するパリSGでの去就が取り沙汰される、キリアン・エムバペ(23)、アトレティコで本調子を取り戻しつつあるグリーズマン(31)が、攻撃陣を牽引します。
KB x KM pic.twitter.com/72smmr87f2
— Kylian Mbappé (@KMbappe) May 18, 2021
しかし、そんなフランス代表にも暗雲が立ち込めています。
2018年大会の優勝の立役者であるエンゴロ・カンテ(31)が、ハムストリングの負傷でW杯への出場が絶望。
N’Golo Kante will miss four months after having surgery on his injured hamstring Chelsea confirm.
The 31-year-old French midfielder has only played two games this season for The Blues. pic.twitter.com/JUJQN8fGIG
— CBS Sports Golazo ⚽️ (@CBSSportsGolazo) October 18, 2022
半月板を損傷し、夏以降トレーニングに復帰できていない、ポール・ポグバ(ユベントス)も、ワールドカップ出場がなくなりました。
BREAKING: Paul Pogba will miss the Qatar 2022 World Cup ❌pic.twitter.com/MQkcpFSeiR
— Sky Sports Football (@SkyFootball) October 31, 2022
またディフェンスの中心選手であるラファエル・ヴァラン(マンチェスター・U)も、先日のチェルシー戦で負傷。初戦のオーストラリア戦での欠場が濃厚。
【更新】ヴァランは、フランス代表の最終25名のメンバーに無事選出
Raphaël Varane at Clairefontaine 🇫🇷 pic.twitter.com/ZxSLWRs2UL
— utdreport (@utdreport) November 14, 2022
【更新】11/20、ベンゼマがトレーニング中に負傷し、3週間の離脱…。大会欠場が決まりました。現在34歳で2022年のバロンドールを受賞していました。
Karim Benzema will miss the World Cup after suffering an injury in training, per @LaurensJulien pic.twitter.com/b9rZb2dMPc
— ESPN FC (@ESPNFC) November 19, 2022
主力のカンテ、ポグバが負傷で外れるも、22歳のチュアメニ(レアルマドリー)や、20歳のカマヴィンガ(レアルマドリー)など、期待の若手が台頭。今大会のブレイクが期待できる選手です。
Tchouaméni and Camavinga start. ⭐️ pic.twitter.com/NLhCVvuOZq
— Los Blancos Live (@TheBlancosLive) August 20, 2022
フランス代表は、2大会連続優勝に向けて、カタール大会に挑みます。
一方、デンマーク代表は、クリスティアン・エリクセンが、EURO2020で起きた不慮の事故から、完全復活。
今夏から所属するマンチェスターユナイテッドでも、主力としてスタメンに定着しており、万全のコンディションでワールドカップに臨みます。
CHRISTIAN ERIKSEN THAT WAS FOR YOU ❤️
Congratulations, Denmark #EURO2020 #DEN pic.twitter.com/0zFki5sPSA
— GOAL (@goal) June 21, 2021
グループEの展望と注目点:日本は死の組へ…番狂わせなるか
- スペイン:7位
- コスタリカ:31位
- ドイツ:11位
- 日本:24位
グループEの注目国は、18大会連続のW杯出場を決めたドイツ。
2014年のワールドカップ優勝メンバーである、FWのトーマス・ミュラー(33歳)や、GKのマヌエル・ノイアー(36歳)にとっては、最後のW杯になりそうです。
Germany 2022 World Cup Kit pic.twitter.com/vVPLhpEec9
— GhStandard.com (@GhStandard) September 18, 2022
スペインの中盤には、世界屈指のタレントが揃っています。
前線の得点&決定力不足は心配ですが、19歳のぺドリ(バルセロナ)と、ベテランのブスケツ(バルセロナ)には要注目です。
Va por ti, padre 👓💙❤️ pic.twitter.com/H8TTLW2vZb
— Pedri González (@Pedri) August 28, 2022
日本代表はスペイン・ドイツと同組の、いわゆる”死の組”に入ってしまいました。
コスタリカも侮れないチームであり、グループ突破には、完璧なゲームプランと、ちょっとした運も必要になるでしょう。
FIFA WORLD CUP QATAR 2022 出場決定#SAMURAIBLUE #daihyo #Jリーグ pic.twitter.com/K5vcdECIiA
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) March 24, 2022
【更新】日本代表の予選全3試合は、ABEMAにて本田圭佑さんが現地から解説を担当します。
グループFの展望と注目点:ベルギーとクロアチアが突破有力候補
-
- ベルギー:2位
- カナダ:41位
- モロッコ:22位
- クロアチア:12位
グループFでは、ベルギーが世界ランキング2位と頭一つ抜けています。
ですが、世代交代が進まず、4年前の大会から主力は、ほとんど変わらず。全盛期を過ぎたメンバーも多数。
カタール大会ではデ・ブライネ(マンチェスター・C)、クルトワ(レアルマドリー)の活躍が必須。ルカク(インテル)やアザール(レアルマドリー)の出来次第では、ベスト4も狙える可能性はあります。
しかし、代表キャプテンのエデン・アザール(31歳)は、本大会でのコンディションが心配されます。
度重なる怪我で、所属するレアルマドリーで出場機会を失っており、思うような出場時間を得られていません。今大会を機に、かつてチェルシー時代に見せていたかつての輝きを取り戻してほしいところ。
またベルギー代表のストライカー、ロメル・ルカク(29歳)もハムストリングの負傷で、実戦から2か月あまり遠ざかっており、ベルギー代表にとって懸念材料の一つ。
【更新】10/27日のCLプルゼニ戦で、80分過ぎから途中交代を果たし、ゴールをあげました
Romelu Lukaku, Eden Hazard et Thibaut Courtois ont présenté leurs trophées individuels au public belge ce soir. pic.twitter.com/NnWTZKZ0oO
— Actu Foot (@ActuFoot_) October 12, 2018
一方、クロアチアもグループFの注目国です。
クロアチアは、2018年大会で準優勝を果たし、ダークホース的な存在として、フットボール界に驚きを与えました。
衰えを知らないレアルマドリーの主力、ルカ・モドリッチ(37歳)ですが、カタール大会はクロアチア代表10番にとって、最後のW杯になると思われます。
SEE YOU ALL IN QATAR! I love football and I love my country. ⚽️❤️ #WorldCup pic.twitter.com/Db7WH3QuMm
— Luka Modrić (@lukamodric10) November 14, 2021
グループGの展望と注目点:FIFAランク1位ブラジルは盤石布陣で本大会へ
- ブラジル:1位
- セルビア:21位
- スイス:15位
- カメルーン:43位
現在世界ランキングトップのブラジルは、カタールW杯大会の優勝候補です。
昨シーズンレアルマドリードの立役者となったヴィニシウス・ジュニオール(レアルマドリー)や、ハフィーニャ(バルセロナ)、リシャルリソン(スパーズ)、アントニー(マンチェスター・U)、マルティネッリ(アーセナル)etc…の有望な若手選手が続々台頭。
カタール大会をもって代表引退もささやかれる30歳のネイマール(パリSG)だけに依存しない、タレントが揃っています。
唯一の懸念点は、ディフェンスラインの両SBの守備面が不安視されますが、それでも今大会の本命候補です。
Brazil is the only country in football history to qualify for every FIFA World Cup. pic.twitter.com/8orLcimePt
— KYSTAR (@KYSTAR) September 26, 2022
グループHの展望と注目点:ポルトガル代表は監督の采配がポイント
- ポルトガル:9位
- ガーナ:61位
- ウルグアイ:14位
- 韓国:28位
2016にEUROを勝ち取ったポルトガル代表。しかし2018年のW杯大会では、ベスト16どまりでした。
37歳になったクリスティアーノ・ロナウドは、ワールドカップに関して、今大会がおそらく最後となります。
しかしながら、今シーズン所属するマンチェスターユナイテッドでは、出場機会が激減。
10/20に行われたトッテナム戦では80分以降からの、途中出場を拒否し、試合途中に自宅へ帰宅するなど、ピッチ外での行動が話題を呼びました。(ロナウドがチームに謝罪し、監督とすでに和解済み)
冬の退団が決定的となりましたが、できるだけ万全のコンディションでワールドカップに臨んでほしいところ。
Foco total e absoluto nos trabalhos da Selecção Nacional. Grupo unido, rumo a um só objectivo: realizar o sonho de todos os portugueses! pic.twitter.com/iu2qlJvb62
— Cristiano Ronaldo (@Cristiano) November 14, 2022
ロナウドの去就や、起用方法が話題になるポルトガルですが、チームとしての総合力・完成度は非常に高く、優勝候補の一つと言っても過言ではありません。
何よりもサッカーIQが高く、創造力の豊かかつ、質の高い選手が揃っています。
ベルナルド・シルバ(マンチェスター・C)やブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・U)、ジョアン・フェリックス(アトレティコ)の攻撃陣に加え、最終ラインには、ルベン・ディアス(マンチェスター・C)やジョアン・カンセロ(マンチェスター・C)がおります。
Congratulations to Ederson, Rúben Dias, Bernardo Silva and João Cancelo on reaching the UEFA Champions League final! 🦅 pic.twitter.com/jDiyk1WQ28
— Benfica Youth (@SLBenficaYouth) May 4, 2021
ポルトガルは、世代交代も進み、カタール大会では、躍進が期待されます。
また、これまでロナウド頼みだった、フェルナンド・サントス監督の采配も注目ポイントです。
サントス監督の手腕が、ポルトガル代表の命運を左右するかもしれません。
50 – Fernando Santos is the first manager to reach 50 wins at the helm of Portugal’s national team. Engineer. pic.twitter.com/akUARI5Hdt
— OptaJoao (@OptaJoao) March 25, 2021
まとめ:強豪国にも不安点は散見、その中ブラジルは盤石体制
FIFAランクと各国の選手層も踏まえ、順当な予想で行けば、ブラジルが優勝候補の大本命です。
二番手に、期待も込めてイングランドを推したいと思っています。
2022 World Cup predictor: pic.twitter.com/67ugLJ1vLU
— Opta Analyst (@OptaAnalyst) June 14, 2022
カタールワールドカップの視聴方法と、全64試合の試合日程の詳細は、以下の記事を合わせてご覧ください。
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